作品

消えて差し上げます、大公殿下

消えて差し上げます、大公殿下

あらすじ

ポルメネ帝国に凱旋した北部の支配者フェルナン・カエサル。
全てが完璧なその男は不遇な扱いを受けてきたユリアに唯一優しく接してくれた人であり、そんな彼が自分の夫になると聞いた時、彼女は初めて神の存在を信じた。

しかし「城を改築しようが、宝石を買い漁ろうが、パーティーを開こうが自由にしてもらってかまわない。ただ朝から君の顔を見たくないから見送りは結構だ」優しかった彼はどこにもいなかった。
自分の目の前に立ってるのは、愛することすら許さない冷たい男。
「君の気持ちなどどうでもいい」
それでも彼を愛し続けたことが人生最大の失敗だった。

崖のそばに立ったユリアは自分の全てだった夫の顔をその目に焼き付けた。
今じゃないと一生離れられない。
彼をまた愛してしまう。
もうこれ以上彼に縛られたくなかった。
「ユリア!」
必死な顔をして駆け寄る夫を見つめながら、彼女は崖の下へと落ちていったのだった。

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